利用者さんの人生に寄り添い、
最期までその人らしい生活をサポートしたい。
やりたい仕事が決まらず、さまざまな業種の説明会に行きました。ある高齢者施設の説明会に参加した時、「ご利用者の人生最期の瞬間に関わらせて頂くことができるとても尊い仕事だ」という言葉が印象に残り、福祉の道を志すことに。中でも乙の国福祉会は、入職後の研修や指導が充実しており、利用者だけでなく、働く職員にとっても働きやすい環境が整っていると感じました。
きめ細やかな介護で
一人ひとりのニーズをキャッチ。
入職後の最初の1ヶ月は週1、2回ほど座学があり、現場に入りながら介護の基礎的なことを学んでいきます。さらに2名の先輩職員がチューターとして付いて指導してもらえるため、自分のペースで仕事を覚えることができました。
今は独り立ちし、利用者さんが自分らしく快適に過ごせるように身体介護や生活援助など身の回りの支援を主に行っています。意志の疎通が難しい方もおられますが、1ユニットにつき10名と少人数であるため一人ひとりと密に関わることができ、利用者さんの小さな変化に気づけるのがいいですね。利用者さんにはできるだけ入所前と変わらない生活を送っていただきたいので、それぞれの気持ちに寄り添い、ニーズを把握できるように心掛けています。
私たちの関わり方ひとつで、
利用者さんを笑顔にできる。
利用者さんの中には今までできていたことができなくなり、ショックを受けられる方が多くいられます。そんな時は、できるだけ真摯に話を聞いて寄り添う介護を行っています。 例えば、筋力が衰えてベッドの上まで脚が戻せなくなってしまった利用者さんには、いきなり上まで動かすのではなく、少しずつ動かすようお声がけします。徐々に慣れて1人で脚を戻せるようになった時の利用者さんの笑顔は、私まで笑顔にしてくれます。また、風船バレーのレクリエーション中に、動かなかった腕が動かせるようになった利用者さんもいました。職員の関わり方ひとつで利用者さんの生活をより良くできるというのは、この仕事の大きなやりがいです。介護職員として役割の重要性を実感しますね。
ある一日の流れ〜早出出勤の場合〜
- 7:00 出勤
- 日誌で担当する利用者さんの体調や前日の様子を確認。介護を始めます。
- 7:30 朝食準備・食事介助
- 厨房から運ばれてきた食事を準備します。それぞれの人に合った食事や介助方法で提供します。
- 11:30-12:30 お昼休憩
- お昼は基本的に手作りのお弁当を持参。ゆっくり休憩してエネルギーチャージした後は、利用者さんの昼食介助に向かいます。
- 14:00 水分介助
- 利用者さんの中には水分を取りたがらない人も多いので、水分介助は大事な仕事のひとつ。一人ひとりお好みの飲み物を提供します。
- 16:00 退勤
- 次の勤務担当にスムーズに業務を引き継げるよう、P C上で記録を管理。利用者さんの体調などを入力してから帰宅です。
プライベートの過ごし方
休みの日は比較的ゆったり過ごしています。街を歩きながら気になる場所を散策したり、岩盤浴に行って休憩タイムに漫画を読んだりするのが好きです。岩盤浴は館内設備が充実しているので1日中施設内にいても飽きません(笑)。
平日休みだと、人出が少ないので街に出ることも。買い物に行ったりカフェでくつろいだりして休日を満喫します。連休の時にはちょっとした旅行や、実家に帰ってゆっくり過ごすことが多いですね。