障がい者の方々の暮らしを
支える仕事がしたい。
大学で福祉社会学を研究する先生と出会い、障がい者の方々が置かれている現状や課題を初めて知りました。それまで障がいを持つ方々と身近に接することはありませんでしたが、みなさんの生活を支援する仕事がしたいと考え、入所施設への就職を志望。乙の国福祉会を選んだのは、インターンシップを通じて働きやすさを感じたからです。

手厚い研修を頼りに、
専門知識ゼロからスタート。
経済学部出身なので介護はまったくの未経験。内定後に「介護職員初任者研修」という資格を取得して介護の基礎知識を学んでから入職しました。自信にはなりましたが、実際に役立ったのは業務と並行して学んだ様々な研修ですね。認知症や障がいに関する座学、提供するケアについての研修、利用者さん・職員双方にとって負担のない介護の仕方など、実践に即した研修は今も私のベースになっています。入職以来、障がい者介護に携わり、日常的な生活介助や日中活動(レクリエーション)、行事の企画運営などを行うのが私の仕事です。心掛けているのは温かいコミュニケーションで、年上のみなさんに敬意を払いつつ、でも堅苦しくなりすぎない接し方を大切にしています。

新たな気づきを与えてくれる
他職種との連携も魅力。
その想いに応えたい。
この仕事のやりがいは、「ありがとう」と声を掛けてくれる利用者さんの存在です。当たり前のことをしているだけなのに感謝されると、もっとお役に立ちたいとモチベーションが上がります。そんな利用者さんのために特に張り切ったのが、毎年の恒例行事であるBBQ。私が担当した年は施設の工事と重なり屋内での実施でしたが、普段の食事とは違う雰囲気を楽しんでいただこうと趣向を凝らしました。一番大変だったのは何といってもメニュー選び!管理栄養士と試行錯誤しながら内容を決め、厨房も巻き込み、利用者さんみんなが楽しめるBBQを実現することができました。日頃一緒に仕事をする機会が少ない他職種との連携は、とても良い経験になったと感じています。

ある一日の流れ〜日勤の場合〜

- 10:00 業務スタート
- 9:40頃に出勤した後、身支度を整えて業務を開始。
利用者さんを起こして回り、必要な生活介助を行います。 - 11:30 昼食介助
- 「今日のメニューはね」などとお話ししながら、それぞれのお部屋から利用者さんを食堂へと誘導します。
- 12:30~13:30 お昼休憩
- 午前中のひと仕事の後はお待ちかねのランチタイム。
先に食事を終えた早出の職員と交代して休憩に向かいます。 - 13:30 日中活動でカラオケ大会
- レクリエーションとしてカラオケやゲームなどを実施。
カラオケは特に人気で、利用者さんもとても楽しそうです。 - 19:00 退勤
- 記録入力が終わったらこの日の仕事はおしまい。
定時から30分程度で事務処理を終え、帰宅します。
プライベートの過ごし方

学生時代からサッカーが好きでスタジアムに試合を観に行ったり、自宅でサッカーゲームに熱中したり、休日の過ごし方は様々です。乙の国福祉会は月10日も休みがあるので、サッカーの試合開催日に合わせて休日を申請することもあります。周囲と調整すれば希望休も取れるのがありがたいですね。また、遊ぶだけでなく、介護福祉士のための勉強をすることも。今は一人暮らしですが、たまに実家に帰って親孝行することも忘れません(笑)。